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ボウフラストッパー「出ちゃい缶」

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危険な「感染症」を媒介する蚊をまとめて駆除

水を入れて置いておくだけでいつの間にか蚊が駆除できる

製品紹介ムービー

ラインアップ

開発の経緯

1980年代後半、弊社役員がシンガポールを訪れた際、熱帯地域にもかかわらず蚊がいないことに気付き、その理由を尋ねるためシンガポールの環境省・保健省を訪問したところ、シンガポール国立大学動物学部のロク チャン カイ博士が考案した「薬品も電気も使わずボウフラ(幼虫)を駆除し、いつの間にか蚊がいなくなる」器具を紹介されました。シンガポールではこの器具を使用し、行政を挙げて蚊の撲滅に取り組むことで蚊の発生を抑制することに成功しました。

弊社でもその器具を参考に試作品を製作し、ロク チャン カイ博士からその出来にお墨付きをいただいておりました。しかし当時の日本では蚊に対して即効性のある薬剤などによる駆除が主流であったため、本製品の発売は時期尚早と判断しました。

近年、世界中でデング熱やジカ熱など蚊の媒介による感染症が流行しております。日本も例外ではなく、特に幼児や妊婦の感染が心配されます。このような現状から弊社考案の「ボウフラストッパー出ちゃい缶 」を普及させる時期に来たと判断し、2016年に製造発売を開始。そしてさらに改良を加えた大小2タイプを発売致します。

仕組み

蚊の黒色を好む習性を利用し、容器内に産卵させます。卵は水中でふ化し、成長して蚊(成虫)になりますが、蚊は網目を通り抜けることが難しく、外へは逃げられないため容器内で死滅します。生活圏内に発生した蚊を都度駆除するのではなく、容器内で一度に多数の蚊を駆除することができるため、産卵する蚊を減らし、「いつの間にか蚊がいなくなる」効果を生み出します。

  • すり鉢状の上カバーに蚊が産卵します。表面は卵が引っかかりやすい凹凸加工が施してあります。
    一度の産卵でヒトスジシマカなどは約50個、アカイエカは約100~200個の卵を産みます。

  • 産卵から約2~5日でふ化、ボウフラは水底に溜まったゴミをえさとして成長し、吸収するために水面に上がります。 しかし網があるため、ボウフラは周囲の空気だまりで呼吸をします。

  • ボウフラ発生後約7~10日でさなぎ(オニボウフラ)になり、約3日で成虫に羽化します。

  • 成虫になっても、外に出ることはできず、中で餓死します。水量が減り、網が完全に露出している場合は、新たに産卵を行うことができなくなるため、継続的に使用する場合は補水を行ってください。

ご使用方法

  • 手順1

    専用缶の中に水を入れ、満水状態にします。上カバーを外し、中に枯れ葉を1枚程度入れると、産卵に適した水になりやすくなります。

  • 手順2

    庭の日陰、植え込み、草むらやヤブなどの蚊の好みそうな場所に設置し、放置します。

設置のポイント
  • 蒸発により、水量が減り、網が完全に露出してしますと蚊は産卵できなくなるので、定期的な水量の確認と補水を行ってください。
  • 設置は5~6m四方に1個の目安です。
  • 風が強く吹く場所や直射日光が当たる場所には設置しないでください。

ご注意

  • 水を容器一杯に入れてください。雨水でもかまいません。
  • 廃棄する場合は各自治体の指示に従って行ってください。BD-2S型の場合、缶の内側は時間の経過と共にサビが発生します。使用できる期間は1シーズンが目安です。
  • 蒸発で内部の水が減ってきますので、定期的に水量を確認してください。網が完全に露出している場合は補水してください。
  • 転倒やペットによる水の誤飲に注意して設置してください。
  • 風が強く吹く場所や直射日光が当たる場所には設置しないでください。
  • 缶内に大量の落ち葉やゴミが入っている場合は取り除いてください。
  • 本製品の効果を高めるため、近くに水たまりを作らないようにしてください。(古タイヤ、空き缶、植木鉢など)
  • ボウフラの大きさにばらつきがあり、網を抜ける場合があります。
  • 本製品は水中や水辺に産卵する蚊を対象としております。
  • 本製品は蚊の捕獲・駆除することを目的としていますが、設置する場所の周囲から蚊を完全に捕獲・駆除するものではありません。広範囲に効果を出す場合は複数個設置することをお薦めします。
  • 本製品は身の回りの水たまりなどに産卵する蚊に黒色を好む習性を利用し、本製品内に産卵させることを目的としています。本製品を設置することによって敷地外から蚊を誘因するものではありません。
  • デング熱やジカ熱を媒介するヒトスジシマカは10月末まで(所によっては11月上旬まで)卵を産み、翌年春にそれらが新しい蚊になって飛び回りますので出来るだけ多く10月末まで設置してください。種類によっては年中産卵を行う蚊も いますので、継続的な設置をお薦めします。